シェイク・ザイード・グランド・モスクは、アラブ首長国連邦の首都アブダビにあるモスクで、伝統的なイスラム様式と近代的な建築技術を用いて造られました。2007年に竣工され、世界最大のペルシア絨毯が敷かれたことでも有名です。
そもそも、「モスク」とはイスラム教徒の礼拝堂を意味しますが、シェイク・ザイード・グランド・モスクは異教徒であっても入ることができるため、旅行者にとっても外せない人気スポットになっています。実は、世界有数の観光地であるドバイからもスムーズにアクセスできます。
1,000を越える廊下の柱には、花柄の大理石が手彫りであしらわれ、赤とも青とも決められない調和のとれた色彩が、真っ白のモスクを彩ります。この手彫りの手法は16世紀のイタリアのもので、柱そのものはアラブ首長国連邦に多く生息するパーム(ヤシの木)をイメージしたそうです。